[[ExperimentalParticlePhysics]]
*EPP Seminar [#r41e1721]
**2011 [#q95350f3]
-2011-July-26 (Tue)
--講師:清水 裕彦 氏 (高エネルギー加速器研究機構)
--時間と場所:未定
--題目:低速中性子を用いた高精度測定による新物理探索
--概要:低速中性子は顕著な波動性を持っており、波動関数の位相を利用すると、極めて微弱な相互作用を精度よく測定することが可能になる。その代表例は電気双極子能率の測定であり、標準理論を超える新物理研究の有力な手段の一つである。測定精度を高めるには、中性子を超冷領域まで減速して、物質容器に閉込めることが有効である。高精度測定には、より多くの中性子を制御された状態で計測装置に導く必要がある。特に低速中性子は検出に核反応を用いるため、飛跡検出器は事実上作れないため、結果的に光学的制御が必須となる。J-PARCの大強度陽子ビームは、極めて高い瞬間的位相空間密度を持つパルス中性子ビームをもたらした。パルスビームの場合には、光学系を中性子の到来時間に同期させることによって、より有効な光学的制御ができるため、従来の測定限界を超える物理研究が新たに可能となるものと期待している。物理測定の開始段階にある中性子寿命測定の概略を示すとともに、超冷及び熱外領域での時間反転対称性の破れ、冷及び極冷領域での短距離重力研究などの研究展開を紹介する。
-2011-July-01 (Fri)
--講師:後藤 亨 氏 (高エネルギー加速器研究機構)
--時間と場所:15:00  in the 2nd lecture room
--題目:フレイバー物理と標準模型を超える物理
--概要:Bファクトリー等の実験でフレイバー物理を調べることの意義は標準模型の検証だけではなく、標準模型を超える素粒子物理の手がかりをつかむことにあります。本講演では超対称模型等での例を紹介し、標準模型を超える物理の影響がどのようにフレイバー物理の観測量に現れることが期待されるかを解説しようと思います。

--講師:中村 勇 氏 (高エネルギー加速器研究機構)
--時間と場所:16:00  in the 2nd lecture room
--題目:BelleからBelle2実験へのアップグレードについて
--概要:1999年にData Takingを開始したBelle実験は、7.7億以上のBメソン対事象を採取して、昨年6月でData Takingを終了しました。このたくさんのデータを使った解析の結果、B粒子系でのCP対称性の破れのメカニズムの解明が進み、小林益川のノーベル賞につながったのは御存じだと思います。
現在はBelle実験で取ったデータの50倍のデータを集めることが出来るように実験のアップグレードを行なっている最中です。本講演ではBelle実験とBelle2実験へのupgradeについてなるべくわかりやすく解説したいと思います。

-2011-June-10 (Fri)
--講師:田島 治 氏 (高エネルギー加速器研究機構)
--時間と場所:13:00 in the 2nd lecture room
--題目:インフレーション宇宙の痕跡を探す! - QUIET実験の初期結果
--概要:宇宙初期に加速度的膨張「インフレーション」があったと記述するインフレー ション宇宙論、それはビッグバン宇宙論だけでは記述しきれない観測事実を見事に説明する。そしてインフレーション宇宙論の決定的証拠となるのが、宇宙背景放射 (CMB) 偏光の特殊なパターン「Bモード」である。Bモードは未発見であり、 様々な実験が壮絶な発見競争を繰り広げている。QUIET実験はBモードの発見を目指して、チリアタカマ高地(海抜5千メートル)で2年以上におよぶ観測を 行ってきた。本講演ではその初期結果を報告すると共に、CMB 偏光の測定方法等も出来るだけわかりやすく説明したい。また、次期実験の計画と展望についても 触れる。
-2011-May-27 (Fri) 
--Lecturer: Prof. Jae Yu (University of Texas at Arlington)
--Time and place: 16:00 in the 3rd lecture room
--Slides: [[ppt:http://epp.phys.kyushu-u.ac.jp/documents/yu-kyushu-colloquium-052711.ppt]] [[pdf:http://epp.phys.kyushu-u.ac.jp/documents/yu-kyushu-colloquium-052711.pdf]] 
--Title:  A Quest for the Origin of the Universe
--Abstract: High Energy Physics is a field of physics that
pursues understanding the fundamental building blocks of
matter and the forces between them.   For these, the field
uses powerful particle accelerators to probe deeper into
ever smaller scales in the universe and complex detectors to
analyze the phenomena emerging from the accelerator.  The
Large Hadron Collider experiments at CERN have started
taking data early 2010 and are producing results in pursuit
for the last undiscovered particle, the Higgs boson.   One
of the next generation particle accelerators for even more
precise understanding of the universe is that collides
electrons and positrons on a straight line.   The UTA High
Energy Physics group has been working on developing an
advanced calorimeter - an energy measuring device - for this
and other future accelerators using a new detector
technology, the Gas Electron Multiplier (GEM).  In the
process of development, we have noticed that GEM detector is
sensitive to X-rays and other radiations and have started
collaborating with many institutions around the world,
including the University of Texas at South Western Medical
Center, for its use in everyday lives.   In this talk, I
will explain High Energy Physics, selected recent results
from the ATLAS experiment at the Large Hadron Collider, the
linear collider and the principles of GEM detector and its
potential use on everyday lives.